乳幼児の英語教育にとても興味がある。なぜ興味があるのだろうか。学歴コンプレックスか、英語コンプレックスか、わからない。

留学、乳幼児英語教育にたずさわっていると、子供の可能性は計り知れないと感じる。

赤ちゃんの頃から英語教育をさせ、バイリンガルにしようとすると、よく聞くことがある。日本語を話せなくなるのではないか、もしくは日本語を覚えることに支障が出るのではないか、である。

日本語と英語の両方を並行して学ばせても、どちらの言語にも影響はしない。

前回の記事はこちらです。
英語をシャワーのように浴びる、本当の意味と効果

脳科学の視点からいうと、胎内にいる赤ちゃんは、出産3ヶ月前には耳が完成し、聴覚が機能していることがわかっている。

出産3ヶ月前には、すでに赤ちゃんは母親の声が聞こえているのだ。その証拠に、産まれたばかりの赤ちゃんは他人の声より母親の声を好む。

小さいころ、遊園地やデパートなどの人混みが多いところで迷子になったことはないだろうか。人がたくさんいるにも関わらず、母親に大きな声で呼ばれたとき、雑踏の中でも聞き取れたはずだ。

脳が意識化に母親の声を特別な音として記憶しており、意識しなくても判断し、聞き取れているのだ。これは胎内にいるときから母親の声を聞いているからだ。

産まれる前から言葉と音のトレーニングを受けている、ともいえる。

これを証明する例がもう1つある。口のきけない母親から産まれた赤ちゃんは、正常な泣き方をしないのである。

スウェーデンのストックホルムにあるウェナーグレン研究所のH.M.トゥルビーとJ.リンドが2009年4月3日に発表した論文によると、

口の不自由な母親から産まれた赤ちゃんは、まったく泣かないか、おかしな泣き方をする。まるで子宮の中にいるときに、スピーチレッスンを受けなかったかのようだ。

とある。

この訳は、テンプル大学日本校でアメリカ史、心理学、言語学の指導にあたっているマーシャル.R.チャイルズ著のバイリンガルな日本を目指して、からの引用である。

論文から考えると、赤ちゃんは母親の胎内で言葉と音のトレーニングを受けていることがわかる。

このトレーニング時に、母親が日本語と英語の両方を話し聞かせていたら、どちらかの言語に支障がでるのではないか、ということが心配される。

日本語が英語に、英語が日本語に上書きされるのではないか、ということだ。心配ない。脳の中では日本語と英語はまったく別の言語として記憶されるからだ。先日書いた方法記憶の1つであるともいえる。
英語をシャワーのように浴びる意味と効果

小さいころに自転車の乗り方を覚えたと思う。自転車に乗れるようになったからといって歩き方に支障は出ただろうか。中には一輪車の練習をした人もいると思う。一輪車に乗れるようになったからといって、自転車の乗り方に支障は出ただろうか。

どちらも支障は出ない。

これらの現象の理由は、上記のマーシャル著書によると楽器に例えられている。

楽器はピアノ、ギター、バイオリンなどを想像してほしい。ピアノ、ギター、バイオリンを並行して練習したからといって、いずれかの楽器の弾き方に支障は出るだろうか。

出ないのである。ピアノを弾くときはピアノの弾き方、ギターを弾くときはギターの弾き方になり、楽器それぞれの弾き方で弾けるのである。

したがって、胎内にいるころから日本語と英語を学ばせても、言語に支障はないといえる。

また先日、周波数により生後8ヶ月までに母国語が決まる、と書いた。
英語が習得しにくい理由は、日本語の低い周波数で耳が作られてしまっているから

子供をバイリンガルに育てたいのであれば、出産3ヶ月前から生後8ヶ月までが1つの勝負期間になるといえる。

出産3ヶ月前は、トツキトウカで計算すると、妊娠7ヶ月目である。妊娠7ヶ月目から生後8ヶ月だと、月割計算で11ヶ月である。1年も無いのだ。
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とても短い期間ではあるが、やればやっただけの効果は大きい。子供に自分と同じ苦労をさせたくない、世界を舞台に活躍して欲しい、と願うのであれば、胎内にいるころから英語を学ばせ、バイリンガルに育てるのは必須であるといえる。