じつはキャッチコピーは入り口であり、本当に重要なことは商品やサービスの質です。コピーライティングの勉強だけではなく、経営やマーケティングも勉強しましょう。
6月、外は猛暑で家の中でコーヒー飲みながらYoutube見てるのが快適で幸せな今日です。さて、そんな猛暑の中、缶コーヒー1本で企業の対応力を学ぶ機会があったので書いてみます。
自販機の補充をネットから依頼したら2時間後には補充されてて驚きました
わたしはコカコーラのジョージアアイスコーヒーが大好きです。この暑い夏にはエメラルドマウンテンより、甘さや濃さが薄めでスッキリ飲めるからです。
そんな薄味ジョージアアイスコーヒー、近所の自販機で毎日のように買っていたからか、1週間ほど売り切れが続いていました。どうしても我慢できなくなったわたしは、コカコーラにネットから補充をお願いしました。
わたしの気持ちとしては、どうせたかだか自販機のアイスコーヒーだし、お願いしても無駄だろうと思っていました。しかしお願いしてからなんと40分後に返信が来ました。
返信内容がこちらです。
日頃はコカ・コーラ社製品をご愛飲頂きましてありがとうございます。
この度は、自動販売機で売り切れが続いているとのこと
ご迷惑をお掛けいたしまして誠に申し訳ございません。お知らせ頂きました自動販売機につきましては、
担当いたしておりますボトリング会社へ報告をさせて頂きました。
詳しい設置場所についてお知らせ頂きましたこと感謝申し上げます。その他、お気づきの点や弊社製品に関するご質問などがございましたら
弊社お客様相談室までお寄せ頂ければ誠に幸いでございます。「ジョージア アイスコーヒー」をお気に召して頂いているとのお言葉、
大変嬉しく承りました。これからも皆様にご満足頂ける製品を
お届けできますよう努力を続けてまいりますので、
今後ともコカ・コーラ社製品をご愛顧の程よろしくお願い申し上げます。
まさかな、という期待と不安が駆け巡る中、1時間後におそるおそる自販機を見に行きました。売り切れランプが消えており、なんと補充されていました。
コカコーラへお願いしてから2時間後には自販機に補充されていたことになります。
1流の商品やサービスは質が高い
いまの時代、あらゆる商品やサービスがマニュアル化されすぎてしまい、対応が機械的で遅いことが不満です。知名度の高いコカコーラも同じだろうと思っていただけに、その早さには驚きました。
いまのコカコーラの知名度は、広告、キャッチコピーが良かっただけではありません。サービス、商品、そのものが期待を超える素晴らしいものという基礎があるからです。
コカコーラの実体験から学んだ一流企業の対応力です。
商品、サービスの質がもっとも大事である
コピーライティングを学んでいる方も多いと思います。しかし勘違いしないで頂きたいことは、キャッチコピーだけでは商品は売れません。
大事なことはコピーではなく、商品、サービスの質であるということです。たとえあなたがどれだけ素晴らしいコピーでお客様を惹きつけても、商品の質が良くなければ買って頂けません。
たとえお客様が買ってくれたとしても、商品の質が悪ければクレームが起き、著しくその評価を落とすことになります。
経営やマーケティングも学ぶ必要がある
コピーライティングだけではなく、経営やマーケティングも学んでください。
あなたが将来的にコピーライティングで仕事をし、企業から広告の依頼をされた時、商品やサービスに違和感を覚えたら必ず意見をしましょう。
そのためにも、コピーだけでなく、経営やマーケティングを学ぶ必要があります。意見をしたとき、その意見の根拠を説明することができなければ、企業を説得することができません。
広告は、ただ単純に社会にアピールするということではありません。
企業と一緒にその商品の本質をとらえ、ウリはなんなのか、手にしたお客様にどういった幸せを提供することができるのか、これらを考える必要があります。